毎日に、ときめきエッセンスを（後編）／関野菜子

女子大生のほんとう⑤
ちあきさんインタビュー記事２

最近、人との出会いやつながりってとっても貴重だなと思います。
前回に引き続いて登場していただく、Chiakiさんとの出会いもとっても運命的でした。
あるイベントでChiakiさんは出店者さんとして、わたしはボランティアスタッフとして出会いました。
そのイベントの懇親会で、初参加だったChiakiさんは乾杯の挨拶をされていました。
かわいらしい声なのに、その語る言葉ひとつひとつから布や作品への想いは人一倍なんだなと感じ、次の日お店までお話しにいきました。
前回出てきた、物語のお話など隅から隅まで愛情たっぷりに話してもらって、Chiakiさんのことがだいすきになりました。

だから、今回このような形でより多くの人にChiakiさん自身の魅力、作品の魅力、そしてその生き方から見える愛の尊さを発信したいと思ったのです。

今日は、そんな人との出会いや、そこにうまれる愛の形について少しお付き合いしていただけたら嬉しいです。
「自分にとって愛ってなんだろう」ちょっぴり恥ずかしいけれど、そんなことも考えてみてくださいね。

人と出会う、経験すること

フランスでファッションのことを学んだChiakiさんは、自分が日本のことを知らなすぎる、
ということに気が付き、一度日本に帰ってきて就職することにします。

「とてもいい経験でした。社会に出ることで多くの方と出会いたくさんことを
教えていただきました。学ばせていただいた経験は今も自分を助けてくれています。」

「人との出会いと経験は、一生の宝物だと思っています。
お仕事をいただいた時に大切にしていることは、お仕事をご一緒させていただく方々の
想いや自分がそのお仕事に対してどれだけ感動できるかということ。」

人との出会いを大切に、
その人となりや目に見えない想いの部分をじっくりみているといいます。
その想いの部分に共感し、自分もなにか携わりたいとか、
作品を通じてより多くの人と共有したいと思うこと、
それがChiakiさんにとっての感動であり、常に大切にしていることのひとつでもあります。

愛をもって接すること

インタビューの途中、Chiakiさんが
「何に対しても愛を持って接していたいなあ」とつぶやいた。
十分、愛に溢れている人に『愛とは』という質問を投げかけてみる。
すると、少し困った表情を浮かべながらポツリポツリと丁寧に言葉を紡いでくれました。

「愛されている、思われていると感じられることが一番のパワーになると思っています。
いろんな形の愛があると思いますが、言葉ではないちょっとした心遣い、
そこに心を感じられることはすべて愛情なのではないかなと思います。」

“感じられるものは、すべて愛”
分かってはいても、なかなか言葉にすることは難しい。そう思うことすら難しい。
この言葉を聞いたとき胸が熱くなって涙が溢れそうになりました。
今、Chiakiさんの言葉から感じるこの感情こそ、愛であると感じることができたのです。

夢を語ること

愛に溢れたChiakiさんは、夢にも溢れています。
まだまだ、これからやってみたいことがたくさんあるみたいです。
そして、夢を持つことも年齢を重ねることと共に楽しくなっていく、
そんな感覚も持っているChiakiさんはまるでおばあちゃんのように
私たち大学生にメッセージをくれました。

「みなさんには夢をたくさんもってほしいと思います。
そして、夢は、ぜひたくさん言ってください。
夢を語ることは若いときは恥ずかしいですし、
「私なんか」とか「いけないんじゃないか」って謙遜したりするけれど、
友達の夢を聞くことはとても嬉しいことです。
そして夢は自分だけで叶えるものじゃなくて、
きっとそれを運んでくださる方々がいること頑張っていれば
必ずみてくれている人達がいるということを忘れないでください。
大切なことは自分を信じることだと思っています。」

これはわたし自身も感じることが多いです。
自分のやりたいことや成し遂げたいことを話していたら、
自然とそっちにことが流れていく感覚。
誰かが見てくれているし、みんな夢を持つ人を応援したくなるのは同じですよね。

「時にはどんなに好きなことでも心がつかれてしまうことがあります。
そういう時は少し離れるようにしています。
そうすると不思議なものです。好きなものは感覚で自然と感じてしまうのですね。
自分でも知らず知らずのうちにまた好きなことに心惹かれていることに気がつくんです。
そこに気がついた時にまた再出発するのです。」

「力をぬくことも大切です。力が入りすぎていると、周りが見えなくなったりします。
抜けた分、入ってくるもの、感じるものも優しく思えるような気がします。」

力を抜いても大丈夫。そこに入ってくるものはきっと
前にあったものより優しくてあったかい。
難しく考えすぎないで、好きなものを自然の中で続けていたい。
たまには、周りの友だちと夢を語り合う時間もたのしみたい。

心を豊かに保つこと

Chiakiさんと話し終わったあと、わたしの見る世界もやさしくなっていました。
今回こうしてChiakiさんに出会えたこと、そしてお話をする機会をいただけたこと。
感じるものを全て愛と捉える、その感覚を教えてもらい、お互いの夢を語り合ったこと。
そのすべてがキラキラ輝く時間であり、今後の自分にとって、
毎日をワクワクときめきながら生きていく人生にとって素敵な宝物になりました。

この場をお借りして、お礼申し上げます。
Chiakiさん、本当にありがとうございました。

Chiakiさんの言葉を借りながら、毎日のときめきエッセンスをちりばめました。
みなさんに一つでも届くものがあればこんなにうれしいことはありません。

それでは、みなさんの毎日がワクワクで溢れますように！